名著の構文分析【第一講】

こんばんは

 ネカマの先駆者に喧嘩を販売してから数日何も書かないでいるので、なんの為にこのブログ始めたんだろうって感じなんですね。三日坊主の域に到達したいです。

 

さて、その為には文章の書き方に習熟しなきゃいけないわけです。文章は文豪に学ぶのが一番です。ただ、私はそんなことやったことないので分かりません。無責任なんです。

 

それでも流石に文章力は必要だ、そういう訳で、手頃な所にあった先生の文章に学んでみようというわけです。

今回は初回ですので、冒頭部分について見ていきます。まずは非常に典型的で簡潔なものを一つ。

 

こんばんは。

既に夏に入ってから1ヶ月くらい経つんですね。早いものです。

夏は...? - wajin's diaryより引用]

 

文章が「こんばんは」の一言から始まっているのは先生の全ての記事に共通します。このことで、冒頭から困惑を生じさせる唐突さを排除するという表面的効果が自明に期待されます。また、夜時間帯、つまり一番フォロワーが浮上していると思われる20時頃に記事を投稿することで閲覧者増加を見込むという先生の高度な戦略もここに垣間見えます。ええ真似しますとも。(そういえば先生、模試後の皆がネットに集まる時期に記事書くとおっしゃってましたね。)因みに、引用した記事は「こんばんは。」と句点を打っていることが確認される希少な記事であり、注目に値します。

 

「こんばんは」の次に続く文章形式、これは見た目から以下の3通りに分類します。(以下の全ては勿論私の造語ですので気をつけてください)

  1. 時候構文
  2. 転換構文
  3. 連続構文(最初期構文)

 

まず、「時候構文」です。手紙文でいうところの時候の挨拶にあたり、近状を述べる礼儀文的部分です。先ほどの引用がその顕著な例にあたります。三日坊主 - wajin's diary以降、最近ではこの夏に欲を言えばしたいこと - wajin's diaryなどで確認され、今のところ最もポピュラーな構文です。形式としては「こんばんは」から改行して、先生の他の大半の段落分けと違って空行を挟まず(はてなって、改行したときの行間が無駄に広くなるんですよね…)に続けられていることが特徴的で、内容的には本題との連続性がみられます。

今日はフロンティアホールについて書きたいと思います。

Frontier Hall - wajin's diaryより引用]

特に顕著に本題を意識しているのは上の例です。(但し、これは挨拶的要素が欠如しているため意味的には「転換構文」に限りなく近いという見方もできます)「こんばんは」同様、読者へ話題を自然に提示するため用いられる構文であることが分かります。

 

次に 「転換構文」です。形式として「こんばんは」との間に空行が挟まっているという点が区別のポイントで、大胆に突然本題に入っていくことで読者の注意を引くことができる構文になります。

突然ですが昨日僕は夜の11時に帰宅しました。

延長大魔神 - wajin's diaryより引用]

特に上の使用例では「突然ですが」と明記され、構文の性格付けが強化されています。他には確かに絶起ではない、だからといって希起でもない - wajin's diaryでしか確認されていない、比較的新しい構文だと言えます。

 

最後に「連続構文」です。丸括弧内のように、最初期のみでしか用いられていない古典的な構文です。

こんばんは、今週が昨日の短いのだけでは物足りないなぁと思ったので今日も投稿してしまいました。

単調過ぎて... - wajin's diaryより引用]

上の例のように、「こんばんは」の後に読点が打たれ、時候構文的内容が続くのが特徴です。最近では用例がない、化石的な構文です。

 

………このブログはどこを向いて歩いているのでしょうか?まぁ、皆さんの参考になればなーと願うしだいです。